4-DAY BOOTCAMP FOR BUSINESS DEVELOPMENT
生成AIを社内に配布しても、仕事の進め方が思ったほど変わらないことがあります。その一因は、社員が各自の画面だけでAIを使っていると、誰がどこで作業を止めているのかを周囲から把握できないことにあります。
4日間で実課題を1本進めながら、
AIを使った仕事の進め方を職場に残します。
経営企画・DX推進の責任者からのご相談を想定しています。 4日間の費用は、研修の時間そのものではなく、次の3つに対するものです。
- 実課題が1本進む
- 架空の演習課題ではなく、いま手元にある営業提案・商品企画・技術調査を扱います。班ごとに1本、判断できる状態の成果物まで進めます。
- 判断の仕方が変わる
- 調べることと作ることが速くなった環境では、仕事の詰まる場所が「作れない」から「何を信じ、何を選び、何を捨てるか」へ移ります。その働き方を、実課題で一度最後まで経験します。
- 職場に手順が残る
- 4日間で機能したAIとの役割分担を、受講者ごとの運用標準(手順書と確認表)にして持ち帰ります。
- 日数
- 連続4日(2日+2日、1日×4週にも分割可)
- 定員
- 8〜20名(最大4班。1班4〜5名を標準)
- 費用
- 20万円+税/名(8名から。総額160万〜400万円+税)
企業への導入実績はまだありません。現在お示しできるのは教育環境での実証です(→「本プログラムの原型となった実証」)。
WHAT REMAINS
この4日間で会社に残るもの
作成する内容は職務によって変わります。営業提案なら顧客別提案書、商品企画なら市場調査報告書と企画書、技術調査なら技術動向調査と評価表です。ただし、どの職務でも成果物から次の7点が読み取れることを要件にします。
- 1.何を判断しようとしているのか
- 2.どの基準で判断するのか
- 3.主張と外部の根拠が紐づいているか
- 4.どの選択肢をなぜ採り、なぜ捨てたのか
- 5.何が分かって、何が分からないのか
- 6.限られた材料の中で、結局どれを選ぶのか
- 7.次に確かめるべき不確実性は何か
職務ごとの書式(商品企画なら課題・欲求・価値の仮説、技術調査なら調査問いと評価軸)は、この7点の上に載せます。
4日目に、受講者が職場で同じやり方を続けるための手順書と確認表を作ります。何を自分で判断し、何をAIに任せ、何を必ず人がレビューするのかを、各自の担当業務に合わせて具体的に書きます。
共有された作業記録からは、AIを入れた後にどの工程で判断が止まるのかといった組織上の傾向が見える場合があります。ただし現時点では、これを標準的な診断サービスとして提供するものではなく、費用に含まれる提供物としても数えていません。
記録を読む場合も、受講者個人ではなく組織全体の傾向として読みます。特定の個人の振る舞いとして記述することはありません。
約束すること
- 4日間で、成果物が根拠のある主張として成立している状態まで持っていきます。その際、何が分かっていないのかを明示した形で仕上げます
- 受講者ごとに、自席で同じやり方を続けるための手順書を作ります
- 研修の記録および当社がそこから読み取った内容を、受講者の人事評価や処遇に用いることはありません。この取り決めは契約に定め、初日に受講者へも明示します
- 貴社の原資料そのものを共有AIに入力することはありません。扱う情報は、読書カードという中間表現のみです
約束しないこと
- 組織の詰まりどころについての所見。記録から傾向が見えることはありますが、それを何らかの形にしてお渡しする商品を、当社はまだ持っていません
- 事業が成功すること。投資判断に耐える事業計画をお渡しすることもしません
- 成果物の見栄えやデザイン品質。ここを評価軸にすると、身につけるべき技能と混ざります
- 社内の誰がどの論点に詳しいかの一覧。研修中に受講者自身が探す工程は入れますが、提供物としては約束しません
- 助成金が支給されること。制度の判断は労働局が行います
実際に受け取るものの見本
架空の会社を題材に作った見本です。完成形の全体ではなく、判断の筋道が読み取れる部分だけを抜き出しています。
なお、費用はこの成果物の制作代ではありません。何に対する費用かは「費用と定員」に書いています。
| 工程 | 自分で判断する | AIに任せる | 必ず人がレビューする |
|---|---|---|---|
| 調査範囲を決める | ○ 何を知りたいのかを先に紙に書く | 候補キーワードの列挙 | — |
| 一次資料に当たる | — | 所在の特定、要約の下書き | ○ 現物と要約の突き合わせ |
| 他社比較を作る | ○ 比較軸の決定 | 表への流し込み | ○ 出典のない行がないか |
| 結論を書く | ○ 採否の判断 | — | ○ 上長レビュー |
この4日間で作ります
- 紙とペンで課題を洗う
- 個人でAIを使う
- 共有チャット空間へ移す
- 共有空間で探索範囲を広げる
- 隣の図書館で現物に当たる
- 読書カードに落とす
- 仮説を提案の形にする
- 根拠の弱い箇所を潰す
- 捨てた案を記録に残す
- 提案を確定させる
- 自席での運用手順を書く
- 判断の経路をレビューする
DESIGN RATIONALE
AIを「使ったか」ではなく、「どう判断したか」が残る
なぜ、各自のパソコンで使わせないのか。
社員にAIツールを配布するだけでは、日常の業務の進め方があまり変わらないことがあります。理由は一つではありませんが、社員が各自の画面だけでAIを利用していると、誰がどこで業務につまずいているのかを周囲が把握できないことが一因です。研修の中で一度うまくいっても、職場では従来のやり方に戻ってしまう、という形で表れます。
本プログラムでは、班の共有チャット空間にAIを常駐させます。受講者が入力した問い、AIの回答、そしてその回答を採用するか見送るかの判断が、すべてその空間に記録されます。社員が頭の中で考えていた内容が文字として残るため、実際の行動として確認できるようになります。
あわせて、ある受講者がAIに投げた質問とその回答は、そのまま班全員が見られる状態になります。同じ箇所で詰まった別の受講者は、そのやり取りを参照できます。
- ・AIの回答をそのまま採用していない
- ・外部の一次資料へ確認しに行っている
- ・確認した結果を、班の判断材料へ戻している
WHAT HAPPENS
4日間の進み方
受講者は班に分かれ(4〜5名を標準に、人数に応じて調整します)、班ごとに1本の業務成果物を仕上げます。各日の終わりに、その日の判断を班で確認してから次の日に進みます。図書館に入る日は、館内で調べる時間と会議室で判断する時間に分かれます。どの日に図書館セッションを置くかは、題材と会場に合わせて案件ごとに決めます。
初日はまず、受講者が紙とペンを使って現在困っていることを書き出します。そのあと各自で個別にAIを操作し、最後に班の共有チャット空間へ移動します。AIを操作する前に、受講者自身が何を把握できていないのかをまず書き出して自覚してもらうために、この順序で進めます。
この日の到達目標: AIに聞く前に、自分が何を分かっていないかを言葉にする
2日目は、共有チャット空間で調べる範囲を広げたうえで、会場に隣接する図書館で現物の書籍や資料に当たります。持ち帰った内容は読書カードにまとめ、共有チャット空間へ記録します。社内資料とAIの情報だけで検討を進めると、自社の常識にとらわれたまま考えが閉じてしまうためです。
この日の到達目標: AIの回答だけで結論を出さず、外部の根拠に当たる
3日目は、仮説を成果物の形にまとめ、根拠の弱い箇所を班全体で精査して取り除きます。精査で根拠が足りないと分かった箇所については、再度書架に当たります。この段階で採用を見送った案も、すべて記録に残します。完成した提案だけを見ても、その組織が何を検討し、何を不採用にしたのかの経緯が分からないためです。
この日の到達目標: もっともらしい案を、根拠不足として捨てる判断をする
4日目は、成果物を確定させ、職場に戻ってからも各自が自席で同じ手法を継続できるように手順書を作成します。最後に、提案に至る判断の過程を全員でレビューして終了します。
この日の到達目標: AIとの仕事の進め方を、職場で再現できる手順に落とす
WHY NEXT TO A LIBRARY
大規模図書館の隣で開催します
大規模図書館に隣接することは、推奨環境ではなく本プログラムの設計条件です。日程や場所の都合で外せる条件としては扱っていません。会場が押さえられない場合は、日程のほうを動かします。
理由は、探索の範囲を検索窓の外側へ強制的に開くためです。検索は、こちらが立てた問いの形に沿ったものを返します。書架であれば、目当ての1冊だけでなくその隣に並んでいるものが目に入ります。社内資料とAIだけで4日間を終えると、自社の前提を疑う機会がないまま結論が出ます。
オンラインの一次資料と、どちらかを選ぶ話ではありません。技術調査であれば特許公報・規格・論文が調査の中心になりますし、それはオンラインで当たります。それと並行して、書架による隣接探索を残します。市場や事業構想を扱う場合は、書籍・業界資料・社史のほうが厚いこともあります。
徒歩圏であることが要るのは、図書館に入る日は1日のなかで図書館と会議室を往復するためです。大規模図書館の資料は多くが貸出の対象外で、館内で読んで持ち帰るしかありません。静かな館内では班の議論もできません。そのため図書館に入る日は、館内で調べて読書カードにする数時間と、会議室でそれを持ち寄って判断する数時間に分かれます。図書館に入るのは4日間のうち一度だけではありません。
- 1. 共有チャット空間で問い、蔵書を確かめる
隣の図書館に所蔵があるかどうかが、その場で分かります。
- 2. 現物を取りに行き、読書カードにして戻す
持ち帰った内容は班の共同知になり、次の判断の根拠として残ります。
館内にも講師が入ります。受講者だけで書架に向かっていただく形ではありません。分類のどのあたりを見るか、請求記号から書架のどこへ辿るかは、書架の前でなければ示せないためです。
会場は東京圏で、ものづくり・ビジネス関連の書架が厚いこと・同じ敷地か徒歩圏に会議室があること・実施する日数を押さえられることを条件に選びます。連続4日で開催する場合は4日続けて、分割開催の場合は各回について同じ条件で確保する想定です。この条件を満たす会場のなかから案件ごとに決めます。
会場の図書館の蔵書システムに接続できない場合は、全国7,400館以上をカバーする横断検索に切り替えます。
受講者には4日間、東京圏の会場までお越しいただくことになります。この点は決裁の前にご確認ください。遠方からご参加の場合の交通費・宿泊費は費用に含まれません。
WHO IT IS FOR
誰が受けるか、どなたにご相談いただくか
プログラムの枠組みは1本ですが、4日間で仕上げる成果物は受講者の職務に合わせて設定します。お申し込みの際に、参加される方の職務内容と、その現場で実際に使用する成果物の形式をお伺いします。
受講者と、導入をお決めになる方は同じではありません。本プログラムは経営企画・DX推進の責任者からのご相談を想定して設計しています。人材開発の枠で他のAI研修と並べて比較していただくより、「AIを配ったあとの仕事の進め方をどうするか」を課題として持っている部署にご検討いただくほうが、噛み合うと考えています。
- ご相談の窓口
- 経営企画、DX推進、AI活用推進
- ご決裁
- 経営企画・DX担当の役員、部門長
- 受講される方
- 営業企画/商品企画/技術企画・研究開発
- ご確認が必要な部署
- 人事・人材開発、情報システム、法務、購買
- ・生成AIを導入したものの、使い方が社員個人の中にとどまっている
- ・調査や企画の根拠と判断の経過を、組織で共有したい
- ・4日間をかけるだけの実課題が、いま手元にある
- ・社内にしか手がかりがなく、外部の情報源に当たれない
- ・AIに一度聞けば答えが出てしまう
- ・選択肢が一つしかなく、価値判断の余地がない
- ・4日間では手が届かない大きさである
お申し込みの前に、題材がこの条件を満たすかを一緒に確認します。
| コース | 対象となる職務 | 4日間で仕上げる成果物 | 研修後の使用場面 |
|---|---|---|---|
| 営業提案 | 法人営業、営業企画 | 顧客別提案書、提案根拠表、修正手順 | 上長レビュー、顧客提案 |
| 商品企画 | 商品企画、事業企画 | 市場調査報告書、企画書(事業提案)、意思決定資料 | 企画会議、投資判断の前段 |
| 技術調査 | 研究開発、技術企画、知財まわり | 技術動向調査、規格・先行技術の整理、評価表 | 開発方針の決定、他社比較 |
架空の研修課題ではなく実務上の実課題を扱うため、1開催1コースを原則とします。
また、2班以上での開催を前提にしています。班が2つ以上あると、隣の班が下した判断と自分たちの判断の違いが、そのまま「なぜ違う結論になったのか」という問いになります。この問いを講師が持ち出すのではなく班の側から出させたいので、最少人数を8名としています。
職務の異なる社員を同じ回に参加させると、研修の4日間が全員の通常業務に直接必要であるという社内説明が成り立ちにくくなります。営業提案を担当する方と技術調査を担当する方の双方を受講させたい場合は、開催回を分けてお申し込みください。
本プログラムは2社以上での合同開催にも対応しています。ただし、班は必ず同一企業の社員で編成します。成果物の権利と秘密保持を班単位で守るためです。このため、1社あたり4名からのお申し込みをお願いしています。上記のとおり下限が8名なので、合同開催は他社と一緒にお申し込みいただける場合に限ります。当社の側で相手先を募って回を組むことは、現時点では行っていません。
合同開催では、扱う課題を「自社の知見を使わない、完全に新規な事業」に設定していただきます。他社と同じ場で自社の実課題を扱うと秘密の管理が複雑になるため、秘密が生じない題材のほうを選ぶ設計です。このため、単独開催と違って、現に手元にある実課題そのものは扱いません。扱う題材は変わりますが、4日間で一つの判断を最後まで成立させるというプログラムの中身は変わりません。
合同開催の場合、他社から何がどこまで見えるか(成果物・記録・全体講評の範囲)は、実施前に参加各社と取り決めます。
TRACK RECORD
本プログラムの原型となった実証
企業への導入実績はまだありません。現在お示しできるのは、教育環境での実証です。
- 形式
- 正課科目・4日間の集中講義(14コマ)
- 規模
- 13名・3班
- 環境
- 大学図書館の館内で、AIが同席する共有チャット空間を運用
- 結果
- 3班とも、未経験の領域を題材にして成果物まで到達した
生成AIをいつでも使える環境でしたが、受講者は2日間、図書館の書架へ通いました。班ごとに15冊から20冊の資料を作業机に積み、最終日にも根拠資料が不足しているとして図書館へ戻って調査を行っています(講師の観察による)。
受講者個人に紐づく記録(氏名・発言・成果物)は、本ページを含む対外資料では一切使用していません。
- ・共有チャット空間とAIの同席が、4日間の運営として成立すること
- ・未経験の領域を題材にしても、班として成果物まで到達すること
- ・AIを常時使える環境でも、受講者が外部の一次資料へ確認しに行くこと
- ・判断の経過が記録として残ること
- ・持ち帰った運用標準が、職場で実際に使われ続けるか
- ・大学の正課ではなく、業務として受ける社員に同じ形が働くか
- ・お申し込み前の題材確認が、4日間で扱える実課題を適切に選び分けられるか
- ・設計条件である会場について、団体でお使いいただけるかどうか、館内で講師が説明できるかどうか
現在は、導入のご相談を受け付けている段階です。まだ確認できていない範囲として、この点を明示します。
なお定員の上限(最大4班)は、この実証(3班)に運営上の余裕があったことを踏まえた当社の判断です。 5班以上はお引き受けしていません。
成果物だけでなく、なぜその結論になったかが残ります
受講者の出席記録、当日の実施内容、参照した資料の一覧、成果物の版ごとの改訂履歴を保存します。各種制度を利用する際の提出証憑としても、社内で受講の経緯を説明するための根拠資料としても使えます。
| 日時 | 記入者 | 出典 | 読み取ったこと | どの判断に使ったか |
|---|---|---|---|---|
| 2日目 14:20 | 田口 | 『時代とともに 東郷製作所130年』p.212 | 内製化は設備更新ではなく検査工程の再配置で達成された | 採用。工程分析の前提を「設備」から「検査位置」へ変更 |
| 2日目 15:05 | 中村 | 業界誌 2024年8月号 特集 | 同規模他社の内製化事例は3年計画が中心 | 不採用。自社の投資枠と合わず、比較対象にならない |
| 3日目 10:40 | 田口 | 公開特許公報(先行技術) | 想定していた方式に近い出願が2件ある | 採用。提案の差別化点を工程側へ寄せる根拠にした |
| 版 | 時点 | 変えたこと | 捨てたこと |
|---|---|---|---|
| v0.1 | 1日目 16:30 | 課題仮説を3本立てた | — |
| v0.3 | 2日目 17:10 | 仮説を1本に絞り、欲求仮説を接続した | 「工程を丸ごと自動化する」案。投資枠に収まらない |
| v0.6 | 3日目 15:45 | 価値仮説の根拠を読書カード4枚に紐づけた | 出典を示せない売上見込み |
| v1.0 | 4日目 13:00 | 分かっていない箇所を明示して確定させた | — |
補足: この取り組みは、2026年10月20日から22日にパシフィコ横浜で開かれる第28回 図書館総合展でポスター発表を予定しています(発表前のため実績ではありません)。
WHO RUNS IT
誰が担当するか
4日間は、標準として講師1名と記録担当1名で運営します。班数・題材・難度に応じて必要な運営体制は当社が確保します。定員は最大4班までで、班の人数は4〜5名を標準としています。
東京大学大学院博士課程単位取得退学(2009年)。2021年に七夕研究所を個人事業として始め、 2023年に法人化。
麗澤大学での実証で、次を担当しました。
- 共有チャット空間とAIの同席という環境そのものの設計・構築・運用
- 初日レクチャー(全7ブロック・79枚)と、その登壇台本の作成
- 調べ方が詰まった班への、資料の索引の供与(センサ計測・因果推論・文献の探し方)
- 全班の成果物への講評
当社が扱うのは、判断の材料が無いところに計器を付ける仕事です。事業のどこで何が起きているのかを観察できる形にしてから、仕組みを作ります。本プログラムは、その進め方を4日間で実地に使ってみるものです。
なお、当日の記録は別の担当者が取ります。講師が記録を兼ねると、介入すべき班に入る判断が遅れるためです。
班数が多い回では、上記に加えて当社の担当者が入ります。当社側の体制人数が増えても、追加費用はいただきません。複数回の開催や日程が重なる場合の体制は、見積時にお示しします。
PRICE
費用と定員
当社が提供するもの
- ・事前の設計(職務と成果物の擦り合わせ、題材の確認)
- ・4日間の実施と講師
- ・AIが同席する共有チャット環境の構築と運用
- ・会場の手配と会場費(大規模図書館の隣接会議室)
- ・4日間の記録(出席・実施内容・参照資料・成果物の版)
貴社が持ち帰るもの
- ・実課題に対する業務成果物(班ごとに1本)
- ・受講者ごとの運用標準(手順書と確認表)
- ・判断の経過が追える記録一式
成果物と記録の権利がどう分かれるかは、よくあるご質問に書いています。
条件を満たす会場を確保できない場合は、内容を削るのではなく日程のほうを調整します。
費用の本体は、成果物の制作代でも研修24時間の時間代でもありません。実課題を使って判断のプロセスを一度最後まで走らせ、その進め方を職場に残すところに対する費用です。
費用のほかに、貴社内でご準備いただくものがあります。決裁の前にご確認ください。
- ・受講者の時間(1名あたり4日間。4日間すべてのご出席を前提にしています)
- ・4日間で扱う実課題と、その題材が使えることの社内確認
- ・お申し込み前のヒアリングシートへの記入(受講者の職務・対象業務・完成させたい成果物・研修後の使用場面)
- ・受講者が使うノートPC(貸与の要否はご相談ください)
- ・お申し込みから実施までの期間(題材の擦り合わせと会場の確保に要する期間は、ご相談時にお示しします)
当社側の体制は「誰が担当するか」に書いています。班数が増えても追加費用はいただきません。
2026年9月時点の予定価格です。
- 定員
- 8名から20名(最大4班)
- 班編成
- 班は4〜5名が標準です。人数が割り切れない場合は、班ごとの人数を調整して編成します
- 総額
- 160万円から400万円(税別)
- 日程
- 連続4日。2日+2日、1日×4週にも分割できます
- 開催単位
- 1回につき1コース。2社以上での合同開催は1社4名から
- ・受講者の交通費・宿泊費
- ・研修後の実務導入の支援(本プログラムの範囲外)
会場費は受講料に含みます。別途のご請求はありません。
お支払いの条件、開催の変更・お取りやめ、および約束した到達に届かなかった場合の取り扱いは、契約時に定めます。
FAQ
よくあるご質問
- 自社の機密情報を扱わせて大丈夫ですか。
- 情報の取り扱いは2段階で管理します。第一に、持ち込んだ原資料そのものを共有AIに入力することはありません。扱う情報は、受講者が内容を要約した読書カードという中間表現に限ります。第二に、要約しても機密性が消えるわけではないため、中間表現に対しても情報管理を掛けます。持ち込める社内情報の範囲を実施前に確認し、貴社の情報管理規程で許容できる条件を契約に定めたうえで開始します。規程によっては、扱える題材の範囲が狭まる場合があります。なお、秘密保持の取り決めそのもの(対象範囲・期間・当社側で記録に触れる担当者の扱い)も、実施前の契約で定めます。共有チャット空間は当社が構築・運用する環境を標準としており、構成・保管先・アクセス制御は実施前に環境仕様としてご提示します。
- どのAIを使いますか。入力した内容が学習に使われませんか。
- Amazon Bedrock を経由して、各社の大規模言語モデルを利用します。Bedrock について AWS は、「AWS および第三者のモデルプロバイダーは、Bedrock への入力および出力を、いかなるモデルの学習にも使用しません」「利用者の入力とモデルの出力は、いかなるモデルプロバイダーとも共有されません」と公表しています。どのモデルを使うかは、扱う題材と貴社のご要望に応じて選び、契約時に明示します。
- 4日間の記録は、どこに、いつまで残りますか。
- 当社の管理下で保管します。標準の保管期間は研修終了日から30日間で、経過後に削除します。より長く保管する必要がある場合は、契約で別途合意したうえで延長します。保管場所と閲覧できる範囲は実施前に取り決めます。なお、バックアップを含めて完全に消去できる時期については、実施前に当社の環境仕様をご提示したうえでご確認いただきます。助成金をご利用になる場合の出席簿・実施記録は、貴社の支給申請とその後のご照会に必要となるため、上記の30日とは別に当社でも保管します。対象と期間は契約時に明示します。
- 成果物や記録の権利は誰に帰属しますか。
- 4つに分けて考えています。第一に、貴社の実課題を題材として受講者が作成した業務成果物(提案書・調査結果・評価表・運用標準)は、原則として貴社で利用できる形でお渡しします。第二に、貴社が持ち込んだ資料は、当然に貴社または元の権利者のものです。当社が権利を取得することはありません。第三に、当社が従前から保有する教材、テンプレート、システムその他の知的財産権は当社に留保します。第四に、4日間の記録(チャットログ・読書カード・版履歴)については、権利の帰属だけでなく、誰が保管し、何の目的で使い、誰が閲覧でき、いつ削除するかを個別の条項として定めます。なお、貴社名・成果物・記録を当社が事例として対外的に使用する場合は、事前に貴社の承諾をいただきます。匿名化を理由に承諾なく使用することはしません。具体的な条文は契約時に明示します。
- 4日間の記録は、人事評価に使われますか。
- 使いません。記録および当社がそこから読み取った内容を、受講者の人事評価・処遇に用いないことを契約に定め、初日に受講者へも明示します。当社が記録から読み取るのは組織の傾向であって、特定の個人の振る舞いではありません。この条件がないと、受講者が公の場で率直に質問できなくなり、プログラムそのものが成立しません。この取り決めは、記録から読み取った内容をお返しするかどうかとは切り離して置いています。組織の傾向についての所見は、現時点では費用に含まれる提供物として数えていません。
- 4日間続けて社員を出すのが難しいのですが。
- 2日+2日、1日×4週にも分割できます。週をまたぐ場合は、前回どこまで何を決めたかを共有チャット空間の記録から復元します。記録から仕事を再開する練習にもなります。
- 社内で使っているチャットツールに合わせられますか。
- 本プログラムの本体は「AIが同席する共有チャット空間」であって、特定のツールではありません。ご利用中の環境に合わせられるかは、案件ごとにご相談ください。
- 会場はどこですか。
- 東京圏で、ものづくり・ビジネス関連の書架が厚い大規模図書館の隣接会場を使います。書架が厚いこと、同じ敷地か徒歩圏に会議室があること、実施する日数を確保できることを条件に、案件ごとに決めます。連続4日で開催する場合は4日続けて、分割開催の場合は各回について同じ条件で確保する想定です。
- 研修が終わったあとは。
- 本プログラムの提供範囲は、受講者ごとの運用標準を完成させるところまでです。組織全体への展開や社内システムとの連携は対象外となりますので、必要な場合は別途ご相談ください。
- 助成金は使えますか。支払いのタイミングは。
- 人材開発支援助成金の対象となる可能性がありますが、対象性の判断は貴社の状況と労働局の判断によります。当社は申請手続きの代行を行いません(社会保険労務士の業務領域のため)。制度の利用有無にかかわらず、同じ内容を同じ価格で提供します。なお制度上、訓練費用は支給申請の前に全額お支払いいただく必要があります。助成金の支給・不支給にかかわらず研修費用をご負担いただく形になりますので、契約時にご確認ください。
CONTACT
まず、対象になるかどうかから
社員を4日間参加させるかどうかを、資料の検討だけでご判断いただく必要はありません。扱いたい題材が本プログラムで成立するかどうかの確認から始められます。題材が条件を満たさない場合は、その理由もあわせてご説明します。
次のようなご相談を承ります
- ・扱いたい題材が4日間で成立するかを確認したい
- ・導入について相談したい
- ・概算の見積がほしい
会社名、部署・役職、対象職務、想定人数、扱いたい課題の概要、希望時期、情報管理上の制約の有無を添えていただけると、対象になるかどうかの見当がつけやすくなります。
いずれも数行で構いません。初回のご連絡は社名を伏せていただいても差し支えありません。秘密保持の取り決めをする前ですので、機密に当たる資料そのものはお送りにならないでください。
お問い合わせ: inquiry@tanabata-lab.com